航空機変更のメールが届いたのは、出発の3日前だった。
最初はただの案内だと思って開いた。けれど座席表を見た瞬間、私は息が止まった。
3歳、6歳、そして抱っこの0歳。
もともとは、子どもたちのために3席横並びで予約していた。窓側に6歳、真ん中に私、通路側に3歳。0歳は膝の上。何度も確認して、やっと取った席だった。
それなのに変更後の座席は、まさかの縦並び。
前から「3」「1」「2」と赤く表示されている。確かに近い。近いけれど、隣ではない。3歳の両脇は知らない大人になる可能性がある。
「これ、無理でしょ……」
すぐにコールセンターへ電話した。事情を説明し、幼児2人がまだ一人で座るには不安なこと、食事もトイレも怖がること、泣いた時にすぐ手を伸ばせないことを伝えた。
でも返事はこうだった。
「現時点では変更できる席がありません。当日、空港カウンターでご相談ください」
その言葉に、目の前が暗くなった。当日まで何も決まらないまま、子ども2人を不安にさせて空港へ行くのか。私の不安をよそに、電話口の声は淡々としていた。
「では、当日も変更できなかった場合、3歳の子が知らない方の間に座るということですか?」
少し沈黙があった。
「現場判断になります」
私は怒鳴らなかった。けれど、このままではいけないと思った。
電話を切ったあと、予約時の座席指定画面、航空機変更メール、変更後の座席表、子どもの年齢が分かる予約情報をすべてスクショした。そして問い合わせフォームにも同じ内容を送り、「幼児2名を保護者の隣にできないか、事前に記録として残したい」と書いた。
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