私の名前は未希。二十七歳で、アパレルブランドを経営する会社社長をしています。
起業したばかりの頃は、本当に毎日が戦いでした。
人手は足りず、商品の企画から取引先との交渉、経理作業まで、何もかも自分でやらなければなりませんでした。失敗して落ち込むこともありましたし、深夜まで会社に残る日も珍しくありませんでした。
それでも、少しずつ努力が形になり、会社は軌道に乗り始めていました。
そんな私には、達也という二歳年下の夫がいました。
達也とは仕事を通じて知り合い、自然と惹かれ合うようになりました。
ただ、当時の私は仕事中心の生活で、休日にゆっくりデートをする余裕もありませんでした。会えるのは仕事終わりに一緒に食事をするくらい。
そんなある日のことでした。
「ごめんね。いつも忙しくて、全然会えなくて」
私がそう謝ると、達也は優しく笑いました。
「仕方ないよ。でも、いい方法がある」
「いい方法?」
「結婚すればいいんだよ。そうすれば毎日一緒にいられる」
突然の言葉に私は驚きました。
そして達也は真剣な表情で続けました。
「俺は一生、未希を支えていきたい。結婚してください」
交際半年でのプロポーズ。
両親や周囲からは「少し早すぎるんじゃないか」と心配されました。
特に母は強く反対していました。
「人の本性なんて、短い期間じゃ分からないよ」
今思えば、母の言葉は正しかったのです。
でも当時の私は、達也の優しさを信じていました。
この人なら、仕事も家庭も一緒に支え合える。
そう思っていたのです。
結婚したばかりの頃の達也は、本当に理想の夫でした。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=8CsuFrI361Y,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]