独身時代から、私は必死に働いて貯金をしてきた。
そのお金は、何かのために使うつもりで貯めたものではない。
長男と長女、二人の子どもたちが将来困らないように、絶対に手をつけず残してきた大切なお金だった。
それなのに、まさかあんな形で狙われるなんて思いもしなかった。
夫婦だからといって、何をしても許されるわけではない。
子どもたちの未来を守るためなら、私はどんな選択でもするつもりだった。
私の名前は綾野。三十二歳。
二十四歳で高明と結婚し、すぐに子どもを授かった。
今では七歳の長男と五歳の長女がいる。二人とも大きな病気もなく、元気に育ってくれているのが何よりの幸せだった。
娘が三歳になった頃、私は以前の職場に復帰した。
それから二年。今では夫と同じくらいの収入を得ていた。
とはいえ、高明が家に入れる生活費はいつも最低限。足りない分は、ほとんど私が補ってきた。
本来なら家計は夫婦で支えるものだ。だが、高明はお金の話になると露骨に嫌な顔をする。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=uQni_FIg0UY,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]