私は昔から、人を疑うことが苦手だった。
疑ってばかりいると疲れるし、家族ならなおさら信じ合うものだと思っていたからだ。
見知らぬ人には多少警戒する。しかし、夫や家族の前では心を開き、裏切られるなんて考えたこともなかった。
そんな私の考えを大きく変えた人物がいる。
それが、義母だった。
私は恵、43歳。夫の治と、中学生になったばかりの娘の三人で暮らしていた。
義両親とは遠く離れて別居していたが、ある出来事をきっかけに同居することになった。
一ヶ月ほど前、義母が階段から落ち、足を怪我したのだ。
以前から治は「そろそろ親の近くに戻った方がいいかもしれない」と話していた。そんな矢先の出来事だった。
義母の介護をしていたのは、定年退職後に年金暮らしをしていた義父だった。
しかし、高齢の体で家事や義母の世話を続けるのは限界があったのだろう。
ある日、義父から「早めに来てもらえないか」と連絡が入った。
引っ越しの準備をしている時、治が珍しく真剣な顔で言った。
「もし母さんに何か嫌なことをされたら、すぐ家を出ていいからな」
その言葉が少し気になった。
どうやら治は、昔から義母の性格に悩まされていたらしい。
でも私は軽く考えていた。
「嫌味くらいなら大丈夫よ」
そう笑って答えた。
まさか、その考えが甘かったとは知らずに。
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義両親の家へ引っ越してから、生活は一変した。
義母は怪我をしていることを理由に、何かと私に頼るようになった。
最初は当然だと思っていた。
しかし、ある日のことだった。
「どうせ家賃が浮くと思って来たんでしょう?」
突然、義母が冷たい声で言った。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=R4qA4HafeHc,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]