朝の穏やかな睡眠を打ち破ったのは、執拗なまでのインターホンの連打だった。まだ朦朧とする意識の中で時計を見ると、時刻は早朝。何事かと訝しみながら玄関を開けると、そこには見知らぬ子供が一人、ポツンと立っていた。
一瞬、誰かの忘れ物か、あるいは近所の子供かと考えた。しかし、こちらの困惑など一切お構いなしに、その小太りな子供は靴を脱ぐ素振りを見せ、堂々と家の中へ足を踏み入れようとしてきたのである。
「ちょっと待て、君は誰だ?」
私はとっさに体を張り、玄関先で立ち塞がって侵入を阻止した。赤の他人が、朝一番にいきなり家に上がり込もうとする。そのあまりの異常さに、脳がフル回転した。普段からネットの掲示板やSNSで目にしていた「放置子」という言葉が、即座に脳裏をよぎる。
なるほど、これが噂に聞く「放置子」というやつか。親の監督が行き届かず、他人への境界線が完全に麻痺してしまった子供。このまま家に入れてしまえば、後から何が起きるか想像もつかない。盗難や破壊行為、あるいは「親が知らないうちに連れ込まれた」というあらぬ疑いをかけられる可能性すらある。
私は即座に、毅然とした態度で対応することを決めた。
まずは警察への通報だ。通報を済ませた後、到着までの間、私は玄関先でその子供と向き合わねばならなくなった。しかし、この子供の図々しさは私の想像を遥かに超えていた。
「喉が渇いた。ジュースをちょうだい」
当然のように要求してくる子供に、私は「公園の水道で好きなだけ水を飲んでくればいい」と冷たく突き放した。すると子供は鼻で笑い、生意気にもこう言い返してきた。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=JPDyGGDv24o,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]