「母さんの年金は俺たちが管理する。だから通帳と印鑑を渡して」
息子の亮平からその言葉を聞いた瞬間、私は耳を疑いました。
まさか、私が命を懸けて育てた息子が、私のお金を奪おうとするなんて。
しかし、本当の地獄はそこから始まりました。
通帳を渡すことを拒否した私に待っていたのは、食事を与えられないという信じられない仕打ちでした。
私は松本佳代子、68歳です。
夫の龍之介を3年前に肺がんで亡くしました。
夫は地方銀行で40年間働き、最後は支店長として定年を迎えた真面目な人でした。
優しくて、いつも私の味方でいてくれた夫。
亡くなる直前、夫は私の手を握ってこう言いました。
「佳代子、この家で幸せに暮らしてくれ」
その言葉通り、私は夫が残してくれた家を守りながら静かに暮らしていました。
私自身も35年間、小学校教師として働いてきました。
何百人もの子どもたちを教え、卒業していく姿を見送ってきたことは、私の誇りでした。
退職金と貯金を合わせれば約4000万円。
さらに夫が残してくれた一軒家もあり、老後に困ることはありませんでした。
そんな私の生活が変わったのは、息子夫婦から同居を提案された時でした。
「母さん、一人暮らしは心配だから俺たちと暮らそう」
亮平の言葉を聞いた時、私は涙が出るほど嬉しかったのです。
嫁の理香も笑顔で言いました。
「お母さんがいてくれると安心します」
私は家族の温かさを取り戻せると思っていました。
最初の一年は幸せでした。
孫の蓮は、
「おばあちゃん、宿題教えて」
と毎日のように私の部屋へ来てくれました。
元教師だった私は、孫に勉強を教える時間が何より幸せでした。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=4abcL04YV1A,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]