ある日の朝、私は義母の異様な光景を目の当たりにした。いつもなら私や夫への嫌味や小言を欠かさない義母が、早朝の3時過ぎ、こっそりとキッチンに立ち、何やら楽しげに鼻歌を歌いながらお弁当を作っていたのだ。
「奈央子さん、これ、いつものお礼よ」
朝食の準備を終えた私に、義母は満面の笑みでハンバーグ弁当を差し出してきた。普段の彼女からは到底考えられない行動に、私の背筋には冷たいものが走った。
長年同居し、彼女の陰湿な嫁いびりに耐えてきた私にとって、この「親切」はあまりに不自然で、恐怖すら感じさせた。
私は直感した。このお弁当には何かが仕込まれていると。義母がリビングを離れた隙に、私は夫の大介のお弁当箱と自分の分をすり替えた。夫に毒を盛るような真似はさせない。もし何かあるなら、私が受けるべきだと思ったからだ。
昼食時、職場で包みを開いた私は絶句した。一口食べた瞬間、脳を突き刺すような強烈な酸味が口内に広がったのだ。それはハンバーグの味などではなく、何らかの化学物質のような酸っぱさだった。
その直後、義母のスマホが鳴った。夫からだった。私は夫の通話を聞ける位置で、こっそりと義母の様子を窺った。
スピーカーモードになったスマホから、夫の怒号が響き渡る。
「母さん、なんだよこの弁当は! 酸っぱすぎて食べられたもんじゃない! 腐った肉でも入れたのか!?」
義母はパニックになり、「クエン酸を少し入れただけよ」と墓穴を掘るような言い訳を繰り返す。夫の問い詰めにより、彼女が本来は私のお弁当に細工をしていたこと、そして私がそれを知らずに食べている(と彼女が思っている)という惨状がすべて露呈した。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=pbFKTBIIUDA,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]