孫の一歳祝いに息子夫婦が感謝したのは嫁の両親だった
七十年生きてきて、あの日ほど自分の存在が小さく感じられたことはありません。
私は吉村あさこ、七十歳です。夫と二人、地方の小さな借家で静かに暮らしています。贅沢はできませんが、年金を大切に使い、季節の野菜を買い、古い家具を直しながら、それなりに穏やかな日々を送ってきました。
次男は四十一歳。十歳年下のお嫁さんと結婚し、昨年、可愛い孫が生まれました。初孫ではありませんが、やはり赤ん坊の写真が届くたび、胸の奥がふわっと温かくなるものです。
ある日、久しぶりに次男から電話がありました。
「家を建てることにしたんだ」
私は思わず声を弾ませました。けれど、場所を聞いた瞬間、胸の奥が少し冷えました。
「向こうの実家の敷地内。もうだいたい決まってる」
相談ではなく、報告でした。
嫁のご両親は五十代後半で、まだ共働き。これまでも出産祝い、節句、お宮参りと、何かにつけて立派なお祝いを用意されていたようです。うちは気持ちばかりの金額しか出せませんでした。比べてはいけないと思いながらも、私はいつも心のどこかで肩身の狭さを感じていました。
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引用元:https://www.youtube.com/shorts/8rsnAgx40fE,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]