「財産目当ての寄生虫が、高級フレンチで贅沢する資格あるの?」
義母の還暦祝いの席で、義兄嫁がそう言い放った瞬間、部屋の空気が凍りついた。
しかも、その矛先は――私だった。
正直、耳を疑った。
今日は義母の大切な還暦祝い。家族で穏やかに食事をするはずの日だったのに。
だがこの一言が、思いもよらない“逆転劇”の始まりになるとは、彼女はまだ知らなかった。
私は真理、三十七歳。デザイン会社で企画の仕事をしている。
忙しい毎日だが、自分のアイデアが形になる瞬間が好きで、この仕事には誇りを持っている。
夫は三十八歳、市役所勤務。冗談ばかり言う人だが、芯は真面目で約束を守るタイプだ。
私たちには子どもはいない。欲しくないわけではないが、仕事や今の生活を大切にしたいと考えている。
義実家は、いわゆる地元の地主。
義父は不動産経営者で、ビルやマンションを複数所有している。
ただし派手な家庭ではない。
それは義母のおかげだと思う。
今年六十歳になる義母は、驚くほど若々しい女性だ。
柔らかい笑顔で、誰にでも優しい。私はこの人の年の取り方を本当に尊敬している。
そんな義母の還暦祝いを、家族で行うことになった。
参加者は、義父母、長男夫婦とその娘・芽衣、そして私たち次男夫婦。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ZXrBs14gdg0,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]