「高齢者は黙って施設に行けばいいんですよ」 その言葉を、息子の嫁は笑顔で言った。 しかも場所は―― 正直、耳を疑った。 信じていた嫁の本性が、ゆっくりと現れた瞬間だった。 私は山本ふみ子、六十五歳。
私たち夫婦が長年の夢だった新築平屋のリビング。
その瞬間、頭の中が真っ白になった。
配信サービスを三つ登録して、時間があればドラマを観ている。 「犯人は誰か」「裏切りはどこにあるのか」 そんな展開を推理しながら観るのが大好きだ。 ただ―― 夫の正志は六十六歳。 「もういいだろ。これからはゆっくり暮らそう」 そう言って、夫婦二人の老後を楽しもうと決めた。
ドラマ鑑賞が趣味のごく普通の主婦だ。
特に好きなのは犯罪ミステリー。
自分の人生で、こんなサスペンスのような出来事が起きるとは思わなかった。
長年勤めていた弁護士事務所を、六十五歳で引退した。
もう一つの理由は、家の建て替えだった。 私たちの家は東京郊外の古い二階建て。 ところがその後―― さらに年齢的にも二階建てはきつい。
購入した当時は格安の中古住宅だった。
近くに駅ができ、宅地開発が進み、土地の値段が驚くほど上がった。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=SZS7WsC5lg0,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]