「嫁は所詮、他人でしょう?」
義父の葬儀を終えたばかりの和室で、義弟の妻がそう言った瞬間、親族たちは下品に笑った。
線香の煙がまだ残る部屋で、彼らが見ていたのは義父の遺影ではなく、通帳と土地の権利だった。
私は山田久美子、五十八歳。
十二年前、義父・秀一が脳梗塞で倒れてから、私の生活はすべて介護に変わった。
深夜のおむつ替え、食事介助、床ずれの手当て、病院への付き添い。
腰を痛めても、眠れない夜が続いても、私は逃げなかった。
夫の和彦は「仕事がある」と言い、義弟夫婦は「邪魔になるから」と一度も手を貸さなかった。
それなのに、義父が亡くなると、彼らは急に実家へ集まった。
「預金はいくらある?」
「この土地は売れば高いわよ」
「長男夫婦には子供がいないんだから、うちが多くもらうべきよね」
誰一人、義父のために泣いていなかった。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=VsB-DDvMyhU&t=1s,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]