子どもの頃に経験した出来事は、大人になっても決して消えないものがある。
夢だったのか、幻だったのか、それとも本当にこの世では説明できない何かだったのか。
今回語られる話は、そんな「今でも答えが出ない恐怖」の記録である。
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小学四年生の夏休み。
俺は祖父母の家がある田舎へ遊びに行っていた。
都会育ちだった俺にとって、田舎の夏は何もかもが新鮮だった。
朝から蝉の声が響き、昼間は近くの山や川で遊ぶ。今思えば、あの頃は何も怖いものなどないと思っていた。
その日も、近くの山へ一人で出かけていた。
最初は山の奥深くまで入るつもりはなく、道沿いで昆虫を探して遊んでいた。
しばらく歩いていると、ふと森の奥に妙なものが見えた。
そこには、一本の信号機が立っていた。
都会の道路にある、あの普通の信号機。
見間違いではない。
今でも鮮明に覚えている。
信号のランプは点灯していなかった。
しかし、壊れて倒れているわけでもなく、まるで誰かが設置したように、しっかり地面に立っていた。
「なんでこんな山の中に信号機があるんだ?」
不思議に思った俺は、森の奥へ近づこうとした。
二、三歩進んだ、その瞬間だった。
横の草むらから、突然ガサガサという大きな音がした。
反射的に振り向いた。
次の瞬間、何かが俺に覆いかぶさってきた。
そこから先の記憶は途切れている。
ただ、一瞬だけ見えたものだけは今でも忘れられない。
黒く巨大な、横向きにした三日月のような形の物体。
生き物なのか、ただの影なのか、それすら分からなかった。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=S6DydYnnDLI&t=3s,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]