「え……25,000円超えてる?」
受付で渡された会計票を見た瞬間、私は思わず声が出そうになった。
初めて行った歯医者。
痛みがひどかったわけではない。
ただ、最近歯の状態が気になっていたので、しっかり検査をしてもらおうと思っただけだった。
「初回検査だけなら、そこまで高くないだろう」
そう思っていた。
ところが、会計で提示された金額は、
25,660円。
財布を出しながら、頭の中には疑問が浮かんだ。
「インプラントもしていない」
「矯正も始めていない」
「ホワイトニングも頼んでいない」
なのに、なぜ?
家に帰ってから、私はもらった医療費明細書を何度も見返した。
そこには細かい項目がずらりと並んでいた。
歯科初診料。
歯周精密検査。
口腔内写真。
顔面写真。
X線撮影。
歯周病の検査。
歯型を取るための処置。
保険診療分だけではなく、自費負担の項目も記載されていた。
「もしかして、ぼったくられた?」
一瞬、そんな不安までよぎった。
特に気になったのは、事前説明だった。
先生からは、
「レントゲンや検査があります」
「場合によっては追加費用がかかります」
とは言われていた。
でも、
「全部で約2万5千円ほどになります」
という具体的な説明はなかった。
だからこそ、会計の瞬間に驚いてしまった。
翌日、私は落ち着いて歯科医院に問い合わせることにした。
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