教頭の説明によると、本来の問題文は「父と娘の年齢の合計は59歳です」だった。
担任がプリントを作り直した際、「59」を誤って「99」と入力してしまったらしい。
一方、教師用の解答欄は修正前のままで、答えは「9歳」と記載されていた。
担任は問題文を確認せず、その解答だけを見て採点していたのだ。
「つまり、娘の49歳は正解ということですね」
私が尋ねると、教頭ははっきり答えた。
「印刷された問題の条件に従えば、49歳が正解です」
「では、なぜ『よく問題を読もう』と書かれたのでしょうか」
教頭は少し間を置いた。
担任は、父と娘の年齢差が1歳になるのは現実的ではないため、子どもたちが数字を取り違えたと思い込んだという。
しかし9歳と答えれば、問題文にある合計99歳にはならない。
「親子で1歳差はおかしい」と感じても、そこから勝手に99を59へ置き換えることはできない。
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