「え、また減ってる……?」
最初は気のせいだと思っていた。
玄関脇に敷いていた黒い石。
家を建てた時、見た目が気に入って、少しずつ敷き詰めたものだった。
毎日見ている景色だから、
少しくらい減っても分からない。
でもある日、
掃除をしながらふと思った。
「なんか、前よりスカスカじゃない?」
夫に聞いても、
「気のせいじゃない?」
と笑われた。
私も最初はそう思った。
風で動いたのかもしれない。
雨で沈んだのかもしれない。
子どもが触ったのかもしれない。
それくらいに考えていた。
ところが数日後。
また減っている気がした。
それも1個、2個というより、
全体的に明らかに隙間が広がっている。
そこで私は、
残っている石をわざと端に寄せてみた。
どのくらい残っているのか、
一目で分かるようにしたかったからだ。
そして寄せ終わった瞬間、
思わず声が出た。
「いや、半分以下やん……」
写真を見返してみても、
最初の頃とは全然違う。
どう考えても自然に消える量ではない。
ここで初めて、
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