「え、なんで私の駐車場に知らない車が停まってるの?」
昨日の朝、月極駐車場へ向かった私は、入口で足が止まった。
私が毎月きちんとお金を払って契約している枠に、見覚えのない軽自動車が停まっていた。
最初は、場所を間違えたのかと思った。
でも白線の位置も、番号も、隣の壁も、全部いつもの私の枠。
間違いない。
「ここ、私の場所だよね……?」
スマホで契約書の写真を開き、駐車場番号を確認した。
やっぱり合っている。
私は少し離れた場所から車の写真を撮った。
ナンバーも、停まっている位置も、時間も分かるように。
怒鳴りたい気持ちはあった。
でも相手がどんな人かも分からない。
その場で揉めるのは危ないと思い、まず管理会社へ電話した。
ところが、すぐには運転手が分からないと言われた。
「契約者様の区画に無断駐車ということで、記録を残してください」
そう言われ、私はさらに写真を撮った。
それでも車は動かない。
昼になっても。
夕方になっても。
翌朝になっても。
まだ停まっていた。
私はさすがに警察にも連絡した。
警察官が来て、状況を確認してくれた。
「契約している場所なんですね?」
「はい。これが契約書です」
私はスマホに保存していた契約書と、昨日からの写真を見せた。
警察官は車のナンバーを確認し、周辺にも声をかけてくれた。
しばらくして、どうやら近くのマンションの住人の関係者らしい、という話が出てきた。
その瞬間、私は逆に冷静になった。
「知らなかった」では済まない。
ここは空き地ではない。
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