「赤ん坊なんて寝てるだけでしょう。ついでに次男夫婦の子も預かってちょうだい」
双子を出産して退院したばかりの私に、姑は当然のようにそう言った。
私は一瞬、聞き間違いかと思った。
帝王切開の傷はまだ痛み、夜も眠れず、二人の赤ん坊に交互に授乳とミルクをあげるだけで一日が終わる。
それなのに姑は、私が楽をしていると本気で思っているらしかった。
「専業主婦なんだから、家にいる時間はあるでしょう。雄二のところの双子も休日だけ預かればいいのよ」
私は返事ができなかった。
夫の洋一に電話をすると、彼は面倒くさそうに言った。
「ああ、その話か。母さんから聞いてる」
「どうして断ってくれなかったの? 私は自分の双子だけで精一杯なのよ」
「赤ん坊なんて寝てミルク飲むだけだろ。雄二たちもたまには休みたいんだよ」
その言葉で、胸の奥が冷えた。
さらに夫は吐き捨てるように続けた。
「家事はサボるなよ。離婚されたくないだろ?」
私は電話を切った。
そして、眠っている双子の顔を見た。
この子たちを守るために、私はもう迷ってはいけないと思った。
私は三十七歳で、四年の不妊治療の末にようやく双子を授かった。
妊娠中から、夫は何一つ変わらなかった。
つわりで食事の味見ができなければ「甘えるな」と怒鳴り、大きなお腹で掃除が追いつかなければ「専業主婦のくせに」と責めた。
姑は毎日のように昼に押しかけ、私に食事を作らせ、家の汚れを責め続けた。
限界を訴えた時、夫は一度だけ離婚届を出してきた。
「俺がダメだと思ったら、いつでも出せばいい」
その時は、彼なりの覚悟だと思った。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=CIvmVCpVc5U,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]