看護学校という過酷な学び舎では、時に人間関係が人生を左右する。私のクラスにいたM美という女は、その典型的な「寄生虫」のような存在だった。
M美の態度は、相手の立場によって露骨に変わる。同級生に対しては常に横柄で、自分より下だと見なせば見下すような態度をとる。しかし、教員や先輩といった「逆らえない立場」の人間には猫をかぶり、愛想よく振る舞う。
その結果、教員からの評価だけは妙に高く、彼女は常に「優等生」という仮面を被り続けていた。
それだけではない。M美の悪質さは、他人の努力を平然と横取りする点にあった。実習グループになれば、率先して美味しいところだけを掻っ攫い、手柄を独り占めする。そんな彼女の姿を、教員たちは「熱心な学生」だと勘違いし、ますます彼女をちやほやするのだ。
そして、その矛先は常に私に向けられていた。クラスで一番気が弱かった私は、M美にとって絶好のターゲットだった。「これやっておいて」と押し付けられる日々の課題。私は彼女の言いなりになるしかなかった。さらに酷いことに、M美が提出する課題が私のものと酷似していることがバレると、なんと彼女は「私がM美の課題を盗み見た」と濡れ衣まで着せてきたのだ。
教員から疑いの目を向けられ、悔しさに涙を流したことも一度や二度ではない。
それでも、私は諦めなかった。看護師になるという夢を叶えるために、日々の実習をこなし、深夜まで必死に勉強を続けた。
そして迎えた、運命の看護師国家試験合格発表の日。
掲示板の前は、努力が報われた喜びの歓声で溢れていた。私のクラスは幸いにも、ほぼ全員が合格という結果だった。
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Mkfl_q4SRww,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]