地元有名企業の専務を務める親友・裕也の結婚式に招待された俺は、久しぶりに故郷へ戻っていた。
高校時代からの大切な友人の晴れの日だ。
仕事が忙しく、休日もほとんど店のために使っていた俺だったが、この日だけは何より優先したかった。
まさか、その大切な一日で、あんな屈辱を受けることになるとは思いもしなかった。
俺の名前は翔太。三十歳。
学生時代、アルバイトとして働いていたカフェにそのまま就職し、数年間経験を積んだ後、三年前に独立した。
ただし、カフェを開いたわけではない。
昔から好きだった紅茶に関わる仕事がしたくて、厳選した茶葉を扱う専門店を立ち上げたのだ。
最初は小さな店だった。
生活が安定する保証もなく、毎日が必死だった。
しかし、少しずつ評判が広がり、雑誌に掲載されたことをきっかけに、多くの依頼が舞い込むようになった。
現在では、複数のカフェや宿泊施設へオリジナルの紅茶を提供するまでになっている。
好きなことを仕事にできる。
それだけで、俺は十分幸せだった。
そんな俺の人生の中で、裕也という存在は特別だった。
高校時代、三年間同じクラスだった俺たちは、趣味もよく合った。
二人ともアニメが好きで、好きな作品やキャラクターについて夜遅くまで語り合ったこともある。
卒業の日、俺が東京へ行くことになった時、裕也は寂しそうな顔で言った。
「翔太、向こうに行っても俺のこと忘れるなよ」
「何言ってるんだよ。当たり前だろ」
「絶対遊びに行くからな。東京案内してくれよ」
そんな約束を交わしてから、長い年月が経った。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=DbvVcThar6c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]