私には長年、家族のために黙って背負ってきたものがありました。
それは、夫の収入だけでは到底成り立たない我が家の生活を、私自身の力で支えていたという事実です。
しかし、家族の誰もそのことを知りませんでした。
夫は「自分が一家の大黒柱だ」と思い込み、長男夫婦も「父親が家を支えている」と信じて疑わなかったのです。
私はあえて何も言いませんでした。
お金のことで家族に恩を着せたくなかったからです。
夫が会社勤めをしていた頃、私は裏方として事業を支えていました。表に出ることは少なかったものの、経営に関わる仕事を続け、役員として給与を受け取る立場になっていました。
その収入は決して少なくありませんでした。
家のローン、生活費、子どもの教育費、老後の貯蓄。
我が家が普通の暮らしを続けられていたのは、実は私の収入があったからでした。
ところが、夫は年齢とともに仕事が減り、現在の収入は月にわずか3万円ほど。
それでも私は責めませんでした。
「長い間頑張ってくれたから」
そう思っていたからです。
そんなある日、長男夫婦が突然、私たちの前に現れました。
長男は結婚して数年が経ち、最近新居を購入したばかりでした。
そして、引越しの報告をするためにやって来たのです。
「父さん、母さん。俺たち新しい家に引っ越したんだ」
嬉しそうに話す長男を見て、私は素直に喜びました。
しかし、その後に続いた言葉で、私は耳を疑いました。
「だからさ、父さんだけ一緒に来てくれない?」
「え?」
私が聞き返すと、長男の妻が冷たい笑顔で言いました。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=1X7HjcU8ci0,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]