朝、出勤しようと車のエンジンをかけた瞬間だった。
「カチカチ……」
何度試してもエンジンがかからない。
昨日まで普通に動いていた愛車。
ライトの消し忘れもない。
「まさか……バッテリー?」
急いで予定を確認すると、この日はどうしても車が必要な日。
仕方なく、出張対応してくれる業者に電話した。
「バッテリー上がりですね。
現場まで伺います」
電話では簡単な説明だけ。
そして約30分後、作業員さんが到着した。
ボンネットを開け、テスターで確認。
「バッテリー電圧がかなり落ちていますね。復旧作業をします」
手際よく作業を進める姿を見て、少し安心した。
数分後――
「エンジンかかりますよ」
キーを回すと、無事にエンジン始動。
助かった……。
ここまでは本当に感謝しかなかった。
しかし、渡された請求書を見た瞬間、別の意味で目が止まった。
そこには、
「国産普通自動車」
という項目。
その下には、
「基本料金」
「ジャンプスタート」
「通常出張」
などの文字。
私は思わず首をかしげた。
「国産普通自動車って……私の車の種類のこと?」
軽自動車でもない。
大型車でもない。
ただの普通の国産車。
でも、なぜわざわざそんな書き方をするのか。
ネットで調べたり、周りに聞いたりすると、
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