異変に気づいたのは、隣家が完成してから約1か月後だった。
晴れているのに、境界付近のブロック塀が濡れている。
最初は植木への水やりだと思った。
しかし水は塀を伝い、わが家のフェンス下から床へ広がっていた。
近づくと、わずかに洗剤のようなにおいがした。
翌朝も午前7時すぎに同じことが起きた。
隣家の2階から洗濯機の脱水音が聞こえた直後、塀の上部から白く濁った水が流れ始めた。
私はスマートフォンで撮影し、自宅を建ててもらった工務店へ相談した。
担当者は現場を確認し、
「雨水ではなく、生活排水の可能性があります」
と説明した。
そこで担当者と一緒に隣家を訪ねた。
私は動画を見せ、排水経路を確認してほしいと頼んだ。
しかし隣人は、
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