「どうして私ばかりが、こんな思いをしなければならないのでしょうか」
電話の向こうから聞こえてきた63歳の女性の声には、長年積み重なった孤独と怒り、そして深い悲しみが滲んでいた。
彼女は夫と二人で暮らしている。しかし、夫婦関係はすでに15年もの間、冷え切った状態が続いていたという。
きっかけは、彼女が50歳頃のことだった。
当時、夫は仕事が非常に忙しく、さらに趣味のゴルフを通じて多くの仲間ができ、外で過ごす時間が増えていった。
「主人は仕事も楽しくて、ゴルフ仲間との時間も楽しそうでした。でも、私を見る時間がなくなったんです」
寂しさを抱えた彼女は、夫に不満をぶつけた。
しかし、返ってきた言葉は彼女が期待していたものではなかった。
「そんなに言うなら勝手にしろ」
夫は逆ギレし、二人の距離は一気に広がった。
そこから約10年間、夫婦の会話はほとんどなくなった。
同じ家に暮らしているのに、まるで他人のような関係。
やがて夫が定年を迎えた頃、夫の方から「これからは仲良くやっていきたい」と歩み寄ってきた。
しかし、その時にはもう遅かった。
女性の心はすでに変わっていた。
「もう主人のことが嫌いになってしまったんです」
彼女は、自分の気持ちを守るために、夫の良いところを見ないようにした。
「嫌いになれば楽になると思ったんです」
そうして10年近くかけて作り上げた感情は、本物の憎しみに変わっていた。
そして、その矛先は夫だけでは終わらなかった。
彼女には一人娘がいた。
以前は家にいる頃、娘ともよく衝突していた。しかし娘が結婚してからは、母親の気持ちを理解してくれる存在になった。
その安心感から、女性は夫への不満を娘に話し続けた。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=4ne2rAp4__0,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]