その電話は、予想よりもずっと重たい意味を持っていた。
「何で援助断ったの!」
母の声は、怒りと焦りが混ざっていた。私は一瞬、言葉を失った。
そもそも私は“援助を断った”つもりはない。ただ、ある一件があってから、こちらから距離を取らざるを得なくなっただけだ。
原因は義伯父だった。
親戚付き合いの中でも、あまり関わりのなかった人物。
だが、ある日突然、彼は私にこう言った。
「援助を続けてほしいなら、その代わりに“条件”を飲め」
その“条件”の内容は、到底聞き流せるものではなかった。私は即座に拒否した。そして、その日を境に私は義伯父からも、家の援助話からも距離を置いた。
ただそれだけの話だったはずだった。
私はその経緯を、できる限り冷静に母へ説明した。
しかし、返ってきたのは想像もしない言葉だった。
「アンタはお父さんだけじゃなくて、義伯父さんまでたぶらかしたのね!」
一瞬、理解が追いつかなかった。
「はあ!?」
思わず声が漏れた。私は何を言われているのか分からなかった。援助を断った理由を説明しただけなのに、“誘惑した側”にされている。
母は興奮したまま続けた。
「男の人をその気にさせて、都合悪くなったら切ったんでしょ!」
まるで私がすべてを操作した悪者であるかのような言い方だった。
だが、私は一歩も引かなかった。
「違う。むしろ逆。あの人が言ったことは普通じゃない」
そう伝えても、母の耳には届いていないようだった。むしろ火に油を注いだだけだった。
電話はそのまま一方的に切られた。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=eHuFJEzDPuQ,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]