郵便受けから取り出した携帯料金の請求書を見て、私は思わず二度見した。
今月も、先月とほとんど同じ、1万2000円という数字が印字されていた。
妻がふと横から覗き込んで言った。
「うちのプラン、そんなに使うことあったっけ」
言われてみれば、外出先でスマホを使うことは、そう多くない。
「なんとなく、みんなそのくらい払ってるものだと思ってた」
私がそう答えると、妻は少し呆れたような顔をした。
「一度、ちゃんと中身を見てみましょうよ」
その週末、私たちはキャリアのアプリを開いて、契約内容を確認してみた。
使っていないオプションが、いくつも登録されたままになっていた。
以前、無料期間だけのつもりで入った動画サービスの料金も、そのまま引き落とされ続けていた。
「これ、いつ入ったやつだろう」
思い出せないオプションが、月に3000円分近くもあった。
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