私には一人息子がいた。
夫と二人で大切に育て、何不自由ないように愛情を注いできたつもりだった。息子が幼い頃、夫は仕事で忙しい毎日を送りながらも、休日には必ず家族との時間を作ってくれた。私も家事や育児に追われながら、息子の成長を何よりの幸せだと思って生きてきた。
そんな息子が結婚したのは、30歳を過ぎた頃だった。
相手の女性は明るく、初めて会った時には「これから家族として仲良くしてください」と笑顔で挨拶してくれた。
私は安心した。
「これで息子にも温かい家庭ができる」
そう思っていた。
しかし、結婚して数年が経った頃から、少しずつ状況が変わり始めた。
最初は小さな違和感だった。
電話をしても出ないことが増え、メールを送っても返信が数日後になる。以前なら「母さん、元気?」と連絡をくれていた息子が、次第にこちらから連絡しなければ何も言ってこなくなった。
そして、孫が生まれた。
その知らせを聞いた時、私は涙が出るほど嬉しかった。
「おばあちゃんになったんだ」
夫も大喜びし、すぐにでも会いに行きたいと言っていた。
ところが、息子夫婦から告げられた言葉は、私たちの期待を打ち砕くものだった。
「しばらく会うつもりはない」
理由を聞いても、はっきりした説明はなかった。
「今は夫婦だけで子育てしたい」
「生活に干渉されたくない」
そんな曖昧な言葉ばかりだった。
私たちは無理に押しかけるようなことはしなかった。息子夫婦にも事情があるのだろうと思い、落ち着くまで待とうと考えた。
しかし、待っても状況は変わらなかった。
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=LXPxaQ_7FIQ,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]