会社のBBQ大会の日、まさかあんな大事件が起こるとは、その時の俺は想像もしていなかった。
俺の名前はひろし。今年の春、車のアフターパーツを製造する中小企業「めっちゃフレンズ」に新卒社員として入社した。
この会社は少し変わっている。社員のほとんどが車好きで、仕事だけではなく車への情熱でもつながっている会社だった。俺自身も昔から車が大好きで、大学時代にはガソリンスタンドや配送のアルバイトを経験していた。
特に豆腐屋の配送バイトでは、早朝の山道を毎日走っていた。その話を面接で話したところ、社長は驚いた顔をしていた。
「君、本当に車が好きなんだな。そんな経験があるなら、レーサーでも目指せそうじゃないか」
「いえ、僕は車を作る側の仕事がしたいんです。この会社で皆さんと一緒に働きたいです」
その熱意を買われ、俺は採用された。
入社後、俺は営業部に配属された。しかし、最初から順風満帆だったわけではない。
俺の教育係になった常盤という先輩社員は、とにかく態度が悪かった。
「大平、今日の営業、お前一人で行ってこい」
「え? まだ営業のやり方も十分わかっていませんが……」
「自分で考えろよ。俺は車の運転が快適すぎて眠いから、ここで寝てるわ」
そう言うと、常盤さんは本当に車内で寝始めた。
仕方なく一人で営業に向かった俺だったが、取引先には車好きな人が多く、車の話で自然と盛り上がった。学生時代の豆腐配送の話も意外と好評で、結果的に新人では異例の契約を取ることができた。
「大平君、すごいじゃないか!」
社長からも褒められ、俺はますます仕事を頑張ろうと思った。
そんなある日、社長からある相談を受けた。
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=T2c94BsVhcQ,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]