新婚旅行の最終日、夫から「母さんの様子を見に実家に住もう」と言われ、私は同居を承諾した。だが実家に着くと、義母は元気にエクササイズをしていた。「怪我?ちょっと指を切ったくらいよ」
以来、義母は私の部屋に無断で入り、買ったばかりの文房具などを勝手に持ち出すようになった。夫に相談しても「母さんが悪いわけじゃないだろう」と取り合ってもらえず、食事の席で直接訴えると、義両親によそよそしくされ、夫からも「もっと母さんたちのことを考えてくれよ」と責められた。
夫婦の寝室まで別になった。
そんな生活が1年ほど続いたある日、義妹が子供4人を連れて義実家にやってきた。
「すごいお姉さん、こんにちは。自分だけに配慮してほしいって顔ね。お父さんもお母さんもかわいそう」
そして義母がこう言った。
「今日からこの子もここで暮らすから」
さらに義妹は続けた。
「布団が足りないから、お姉さんは物置で寝てね」
私のベッドは義妹が使うことになっていた。何の相談もなかった。私は静かに口を開いた。
「それなら私は実家に帰ります」
義妹は勝ち誇った顔をしたが、夫と義両親は青ざめた。この家で暮らしていなかった義妹は、家の力関係を知らなかったのだ。
実は、この家の名義は私。夫は仕事で大失態を犯し、結婚後半年で退職していた。
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