「……え?」
久しぶりに訪れた自分の土地を見た瞬間、私は言葉を失いました。
そこには、以前は確かに山林だったはずの場所に、見覚えのない“駐車場”ができていたのです。
きれいに整えられた砂利。
平らにならされた地面。
車が何台も停められそうな広さ。
まるで最初から誰かが所有している土地のような状態でした。
でも、ここは私の土地です。
数年前、親から相続した土地でした。
場所は自宅からかなり離れていて、普段使うこともありませんでした。
山林として登録されていたため、正直なところ頻繁に管理することもできず、ほとんど放置していました。
「誰かが草刈りでもしてくれたのかな」
最初はそんな軽い気持ちでした。
しかし、近づいて見た瞬間、違和感がありました。
これはただ草を刈っただけではありません。
木や草が大量に撤去されている。
地面が重機で整えられている。
砂利まで敷かれている。
明らかに誰かが費用をかけて作ったものです。
私はスマホを取り出し、すぐに写真を撮りました。
土地全体。
駐車場部分。
造成された場所。
周囲の状況。
すべて記録しました。
そして家に戻り、過去の航空写真を確認しました。
すると、さらに驚く事実が分かりました。
2023年の航空写真には、この駐車場は存在していなかったのです。
つまり、それ以降の数年間で誰かが勝手に土地へ手を入れたことになります。
私は家族や親戚にも確認しました。
「この土地に駐車場を作った人はいない?」
しかし、返ってきた答えは全員同じでした。
「知らない」
当然です。
誰にも許可していません。
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