「……え?誰の車?」
帰宅した私は、自分の駐車スペースを見て立ち止まりました。
そこには見覚えのない車が停まっていました。
しかも、私が事前に予約していた場所です。
マンションには住民向けの無料貸し駐車場があります。
台数に限りがあるため、利用したい人は管理会社へ申請して、空き状況を確認する決まりになっています。
私も手続きをして、正式にその場所を借りていました。
だから、その日もいつものように車を停めようと思っていました。
しかし目の前には知らない車。
「まさか……」
最初は来客用の駐車場と間違えているのかと思いました。
でも違いました。
そこは私専用に割り当てられた場所。
名前も登録されています。
私は何度も車を確認しました。
でも持ち主らしき人は見当たりません。
時間は夜。
このままでは自分の車を停める場所がありません。
仕方なく、近くのコインパーキングを探しました。
でも正直、納得できませんでした。
なぜ私が余計なお金を払わなければならないのか。
私は管理会社へ電話しました。
事情を説明すると、
「無断駐車については確認します」
と言われました。
しかし続けて、
「コインパーキング代の補填はできません」
との返答。
私は思いました。
「え?困っているのは私なのに……」
もちろん管理会社にも限界があることは分かります。
でも、予約している場所を使えない状況なのです。
そこで言われたのが、
「警察へ相談してください」
という言葉でした。
私は少し迷いました。
大げさかなとも思いました。
でも、明日の朝まで車を置かれていたら本当に困ります。
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