「ここ、あなたの駐車場ですよね?」
朝、家の外に出た瞬間。
私は自分の敷地内に見知らぬ車が停まっているのを見つけました。
最初は何かの間違いだと思いました。
でも、ナンバーを見ると知らない車。
しかも、堂々と私の敷地の真ん中に停められていました。
私は何度も周囲を確認しました。
来客の予定もありません。
近所の人から連絡もありません。
完全な無断駐車でした。
実は私の敷地には、以前から同じようなトラブルがありました。
そのため、入口には注意書きを出していました。
「無断駐車の場合、10万円請求します」
誰でも見える場所です。
文字も大きく書いてあります。
それでも、この車の持ち主は平然と停めていたのです。
私は怒鳴り込みに行くことはしませんでした。
まず写真を撮りました。
車全体。
ナンバープレート。
停車している位置。
注意書きが写る角度。
証拠として残しました。
そして近くの警察へ相談しました。
「私有地に知らない車が停まっています」
事情を説明すると、警察官が確認してくれました。
しかし、返ってきた言葉は意外なものでした。
「このナンバーから所有者情報を確認しましたが、連絡先の登録がありません」
私は少し驚きました。
「そんなことあるんですか?」
もちろん車には所有者情報があります。
ただ、警察が個人情報を勝手に教えることはできません。
そのため、その場で持ち主へ連絡してもらうことはできませんでした。
それでも私は焦りませんでした。
なぜなら、こちらには記録が残っていたからです。
車が停まっていた時間。
写真。
敷地の所有状況。
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