「母さん、ちょっと大事な話があるんだけど、来月から出て行ってもらえる?」
息子の深夜(しんや)が発したその言葉に、私の心臓は凍りつきました。十年前、夫を亡くした私のために建てた二世帯住宅。その建設費用として、私は退職金と貯金を崩し、3000万円を拠出しました。幸せな老後を夢見て、孫の世話や家事を一手に引き受け、息子家族に尽くしてきた十年間。
それが、息子と嫁の菜月(なつき)にとって、私はすでに「用済み」の存在に過ぎなかったのです。
二人の言い分はあまりに身勝手でした。「菜月の両親を呼び寄せるから、母さんは出ていけ」。「今の生活が成り立たないから、邪魔だ」。「十年住めたんだから、3000万円分は元を取っただろう」。
私を「認知症扱い」し、孫と遊ぶことも禁じ、挙げ句の果てには「外の人」呼ばわり。深夜の冷徹な瞳を見て、私は悟りました。この十年間、家族だと思っていたのは私だけで、彼らにとって私は、金を吸い上げるだけの便利な道具に過ぎなかったのだと。
しかし、息子は一つだけ大きな間違いをしていました。亡き夫は生前、弁護士として活躍していた人でした。
夫の教え通り、私は二世帯住宅を建てる際、厳格な「首都限定贈与契約書」を交わしていたのです。そこには、「二世帯住宅建築のため」「贈与者が居住することを前提とする」という文言が明記されていました。
私は即座に、夫の元同僚である弁護士に依頼しました。十年間の家事労働対価(約2400万円)の請求、および首都限定贈与違反による返還請求。
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=JsG-rMJdwu4,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]