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配達直前に急用が入り、玄関へ猫の絵付き伝言を残した私。夕方帰宅すると荷物はなく、ポストに1枚の紙→配達員さんの手書きの返事にほっこり
2026/08/25

今朝は宅配便を受け取る予定だった。

配達日時まで指定し、家で待つつもりだったのに、出発直前になって急用が入ってしまった。

時間を変更しようとしたが、すでに配達中になっている。

再配達をお願いするのも申し訳ない。

迷った末、私は玄関のドアに手書きの伝言を貼った。

「佐川急便さま。いつも配達ありがとうございます。日時指定をしたにもかかわらず、急用ができてしまいました。

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ポストに入りそうであればポストに、無理でしたらドア横に置配でお願いいたします。ごめんなさい」

文章の横には、少しでも気持ちが伝わればと思い、猫の絵も描いた。

もちろん、必ず置いてもらえるとは思っていなかった。荷物の種類や配達条件によっては、持ち帰りになるかもしれない。

用事を済ませ、夕方に帰宅した。

ところが、玄関の横には荷物がない。

「やっぱり置配はできなかったんだ」

そう思ってポストを見ると、白い紙が1枚入っていた。

不在票だろうと取り出した瞬間、思わず笑ってしまった。

紙には配達員さんの手書きで、こう書かれていた。

「いつもありがとうございます。お荷物は人目につかない場所に置かせていただきました」

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その下には、私が描いた猫に似せた小さな猫の顔。

吹き出しには「大丈夫だニャ」と書かれていた。

私は慌てて玄関周辺を確認した。

荷物は通りから見えない物陰に置かれ、雨にぬれないよう丁寧にビニールで包まれていた。

外からは見えない。

けれど、私にはすぐ分かる場所だった。

伝言を読んだ配達員さんが、周囲を確認しながら置き場所を考えてくれたのだろう。

中身もまったく問題なかった。

日時を指定したのはこちらなのに、急に留守にしてしまったのもこちらの都合だ。それでも配達員さんは、責めるような言葉を1つも書かなかった。

たった数行の返事なのに、慌ただしかった一日の疲れが少し軽くなった。

私はすぐに営業所へ連絡した。

苦情ではなく、担当してくれた配達員さんへお礼を伝えるためだった。

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電話口の方は少し驚いた後、「本人にも必ず伝えます」と答えてくれた。

数日後、別の荷物を届けに来たのは同じ配達員さんだった。

私がお礼を言うと、照れくさそうに笑った。

「猫の絵がかわいかったので、つい返事を描いてしまいました」

忙しい配達の途中で、人目につかない場所を探し、短い返事まで残してくれた。

大きな出来事ではない。

けれど、誰かの小さな気遣いが、その日を温かい思い出に変えることもある。

あの猫の返事は、今も捨てずに大切に取ってある。

佐川さん、本当にありがとうだニャ。

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