新婚早々、義母は毎日のように家に来るようになった。夫の勝が「新婚だから2人で協力したい。来る時は連絡してほしい」と伝えると、義母は納得した様子を見せた。だが翌日、義母はインターホンも鳴らさず玄関前に立っていた。
「私が色々してあげているのはあなたのためじゃないのよ。あなたが物静かで、私に逆らわないと思ったから結婚を認めたのよ」
そう言い放った直後、早く帰宅した勝に会話を聞かれ、義母は慌てて謝罪して帰っていった。それから義母が来なくなり、平和な日々が1ヶ月続いた。
そんな中、義父から電話があった。誕生日会を開くので、来てくれないかという誘いだった。夫は「行かなくていい」と言ってくれたが、私はお祝いしたい気持ちもあり、参加することにした。
当日、義母は「この間は本当にごめんなさいね」と笑顔で謝罪してくれた。私も歩み寄る姿勢を見せ、和やかな空気で昼食の時間になった。義母が寿司を取ったと言い、出された箱を開けると、3人分は豪華な特上寿司だったが、私の前にだけ焼き魚の入った弁当が置かれていた。
「あれ、これのり弁だよね。注文ミスかな」
夫が指摘すると、義母は「あら、うっかり1つだけ間違えちゃったみたい。お魚なんだからいいでしょう」と、私の前にそのまま置いた。
夫はすぐに自分の特上寿司と交換してくれ、義父も気を利かせて次は私の誕生日も特上寿司にしようと言ってくれた。
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