記事
速報
決裁承認の権限者になって10年、ある朝突然システムに「承認権限がありません」と表示された。同じ時刻、280万円の発注が、別の社員名義で承認済みとして処理されていた。
2026/08/21

経理部主任として、私は10年前からずっと、部内の発注案件を決裁する承認者を任されてきた。金額の大小にかかわらず、最終的な承認は必ず自分を通す運用が定着していた。月に数十件の案件を確認するのが日課で、朝一番にシステムを開いて未処理の案件を確認することが、10年間ずっと変わらない習慣になっていた。

その朝、いつも通りシステムにログインすると、画面に見慣れない赤い文字が表示された。

広告

「承認権限がありません」。何度ログインし直しても、同じ表示が出るだけだった。パスワードの入力ミスかと思い、何度も打ち直してみたが、結果は変わらなかった。権限が変更されるような手続きに、心当たりはまったくなかった。異動の話も、役職の変更の話も、誰からも聞いていなかった。

対応に困っていると、部下から内線が入った。「例の280万円の発注、もう承認済みになってますけど、大丈夫でしたか」。私はその案件を承認した記憶がなかった。むしろ、まだ内容を確認する前の段階だったはずだった。慌ててシステムで履歴を確認すると、承認者の欄には、隣の部署に配属されている若手社員の名前が記載されていた。

広告

承認された時刻は、私のログインエラーが発生したのとほぼ同じ時間帯だった。

すぐに本人に事情を尋ねてみたが、彼自身も驚いた様子だった。「僕、そんな承認した覚えないです。というか、僕にそんな権限あるんですか」。若手社員のIDでは、本来、金額の大きな案件を承認できる権限は付与されていないはずだった。彼は入社してまだ3年目で、これまで自分の裁量で承認できるのは、数万円程度の少額案件だけだったはずだと、動揺した様子で繰り返した。

記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください

広告

定年後の再雇用で給料が半分になった六十歳の私。安泰だと思っていたのに、妻のパート先では2026年度の社会保険改正をめぐる話し合いが始まっていた
2026/08/21
正月二日に義実家へ行くと手取り7万の夫「こいつは俺に食わせてもらって一日中ゲーム!寄生虫から解放されたいわw」私「なら離婚でいいですね。ご自由にどうぞ」
2026/08/21
契約社員の私に上司「仕事のできない派遣は契約解除でいい」→退職後、社長から電話が来て、決算書の数字がまるで違うと告げられた。銀行からは取引停止の話まで出ていた
2026/08/21
姑に腎臓を提供する手術の日、病室へ行くと姑の姿はなかった。隣の患者は「さっきお嫁さんと散歩へ。娘さんかと」私は答えた。「私が嫁ですが?」その瞬間、復讐が始まった――
2026/08/21
家賃35万円を全額負担する妻に夫が「来週から親父たちがここに住むから部屋を空けろ」と告げた。義両親が語る実家売却益3000万円には、隠された事情があった
2026/08/21
「あなたみたいな古いやり方が店を古くしているんです」31歳の新店長が67歳のベテラン女性店員を即日解雇した3日後、なぜか売上は半減し電話も鳴らなくなった
2026/08/21
亡き祖父の通帳には、20年間一度も記帳されていない使途不明金が合計38万円あった。遺品の中から出てきた一枚のメモが、その意味を静かに語っていた。
2026/08/21
契約は月20GBのはずなのに、明細には海外ローミング通話料として78,400円が記載されていた。息子のスマートフォンは、旅行中の72時間、誰かの手に渡っていた。
2026/08/21
毎晩21時、嫁が子どもの寝顔を撮って誰かに送っていた。浮気を疑い問い詰めた私に返ってきたのは、長年疎遠だった嫁の実父との、静かな関係修復の話だった。
2026/08/21
実家の家計簿から、毎週土曜日だけ現金2千円が消えていた。詐欺を疑って問い詰めた母の外出先には、誰にも話していなかった意外な理由があった。
2026/08/21
独身の妹から、姪の口座へ毎月同じ日に1万円が振り込まれていた。理由を尋ねても妹は言葉を濁し、通帳をさかのぼると娘が生まれた年から続いていた。
2026/08/21
六年間、寝たきりの義母を介護した私に――義姉たちには十万円、私には安物の菓子箱。家で開けた瞬間、涙が止まらなかった
2026/08/20
結婚式で両親を追い出した義母。私が放ったたった一本の電話で、義実家の全てが崩壊した
2026/08/20
大喧嘩の翌朝、逃げるように海外へ発った私。5年後、離婚届を握りしめ帰った家で見たのは――涙が止まらない光景だった。
2026/08/20
破産した私たちを見捨てた親戚、たった一人叔母だけが500万円を差し出した。6年後、貧乏を装い帰郷した私が見た叔母の姿に涙が止まらなかった
2026/08/20
「家も貯金も全部あげる」と笑って熟年離婚した65歳男。住宅ローンの地獄に落ちた元妻と、月10万で「無敵の自由」を手に入れた男の痛快な逆転劇【シニア朗読雑学】
2026/08/20
「金がないジジイは用済み」と家族に捨てられた65歳。全財産を妻に譲り、南の離島で「自給自足の楽園」を創り上げた男の痛快な第二の人生【シニア朗読雑学】
2026/08/20
【熟年離婚】「ただの無職でしょ?出てって」と定年夫を追い出した妻。俺が黙って家を出た1ヶ月後、妻が泣きつきながら電話してきた理由…
2026/08/20
【卒婚】「あなたの世話はもう限界」と熟年離婚を迫る妻。俺はあっさり同意し家を出た。1ヶ月後、生活の“全て”を俺に依存していたと気づいた妻が…
2026/08/20
【シニア恋愛 朗読】掛け金|52歳、夫と10年別寝の保険営業|27歳の顧客に「契約する代わりに、寝たい」と求められた
2026/08/20