私の娘・ちかが生まれて3か月。
初めての育児は想像以上に大変でしたが、それでも娘は可愛くて、毎日必死に向き合っていました。
そんな私の平穏を壊したのが、近くに住む義母でした。
義母は、朝でも夜でもおかまいなしにアポなしでやって来ては、勝手に家に上がり込みます。オムツやベビー用品を持ってくることもありましたが、本当の目的はいつも娘に会うことでした。
ミルクの途中でも「私がやるわ」と哺乳瓶を奪い、娘が大泣きしても「慣れれば大丈夫」と引き下がらない。寝かしつけの時間でもお構いなし。私は何度もやんわり断りましたが、義母はまるで聞く耳を持ちませんでした。
もちろん夫にも相談しました。
でも返ってきたのは、「孫を可愛がってるだけだろ」「そのうち慣れるって」という他人事みたいな言葉ばかり。私がどれだけ疲れていて、どれだけ怖いと感じているか、夫は少しも分かろうとしませんでした。
一度、あまりにしんどくて居留守を使ったことがあります。
すると義母は、私に何かあったと思ったのか、まさかの警察を呼んだのです。玄関の前には義母と警察官、ご近所さんまで集まっていて、私は心底ぞっとしました。
でも、本当の地獄はその後でした。
ある日の昼下がり、娘を寝かしつけながら私も少し眠ってしまったんです。ふと目を覚ますと、なんと娘の隣で義母が一緒に寝ていました。
私は飛び起きました。
「なんで家の中にいるんですか?」
義母が悪びれもなく見せたのは、うちの合鍵でした。
しかもそれを渡したのは夫。
以前の警察騒ぎをきっかけに、「いつでも入れるように」と夫が勝手に渡していたのです。
その夜、夫と義母に抗議しましたが、2人ともまるで悪いことだと思っていませんでした。
「親に鍵を渡して何が悪い」
「孫が心配だからでしょ」
その言葉を聞いた瞬間、私はもう無理だと思いました。
私は娘を連れて実家へ帰りました。
すると翌日、私の母が私から預かった鍵で家に行き、今度は夫に向かって「掃除は?」「洗濯は?」「買い物は?」と次々指示を出したそうです。
慌てた夫から電話が来ました。
「お前の母さんを何とかしてくれ。悪かった。戻ってきてくれ」
でも私は、そこでようやく気づいたのです。
ああ、私、もうこの人のこと好きじゃないんだなって。
私は離婚を決めました。
夫は最初こそ拒みましたが、私の母の“訪問”が続くうちに疲れ果て、ようやく離婚に同意しました。
今では義母と元夫の関係も最悪だそうです。
自分の母親の暴走を止めず、全部私に押しつけた結果、夫は家庭そのものを失いました。
あのとき娘を抱いて家を出た私の判断は、間違っていなかったと思っています。