「ねえ、海華さんは?」
旅行最終日の朝、部屋に戻ってきた私たちは、布団の中に海華さんの姿がないことに気づいた。
時計を見ると、もう朝の7時を過ぎている。
「まさか、また勝手にどこかへ行ったの?」
嫌な予感がした。
今回の旅行は、私たちママ友5人でずっと計画していた特別なものだった。
実は、私たちは趣味で始めたハンドメイド作品の販売が軌道に乗り、小さなネットショップを立ち上げたばかりだった。
その成功祝いとして、みんなで少し贅沢な旅行をしようと決めたのだ。
もちろん、誘う相手は慎重に選んだ。
なぜなら、海華さんは以前から少し問題のある人だったからだ。
そんな旅行に、彼女は突然現れた。
「みんな旅行に行くんでしょ?私も参加するね!」
最初は冗談だと思った。
しかし、海華さんは本気だった。
「どうして誘ってくれなかったの?忘れてたんでしょ?だから私が来てあげたの」
その言葉に、私たちは絶句した。
忘れていたわけではない。
最初から誘うつもりがなかったのだ。
理由は単純だった。
彼女はいつも周囲に甘えてばかりだったから。
以前、ママ友同士でランチに行った時もそうだった。
海華さんは大量に注文したのに、会計の時になって突然、
「あ、ごめん。財布忘れちゃった」
と言い出した。
仕方なく私たちが立て替えた。
しかし、その後何度催促しても返金されなかった。
「え?あれって貸してくれたんじゃなくて、私へのご褒美だと思ってた」
彼女は悪びれる様子もなく言った。
誰もそんなことを言った覚えはない。
さらに別のママ友から生活費を借りたまま、半年以上返していないことも発覚していた。
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=r_ED6qYXaSM,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]