アルバムを整理していると、長男の結婚式の写真だけが、何十枚もページいっぱいに貼られていた。
式場、衣装合わせ、両家顔合わせ、新婚旅行の空港での一枚まで。
一方、次男の結婚式のページには、たった数枚の写真しかなかった。
私はその違いに、今更ながら気づいた。
長男の結婚のときは、式場費用として300万円を援助した。
次男のときは、これといった援助を何もしていない。
先週、次男の妻が実家に来たとき、ふとこんなことを言った。
「うちは何も出してもらえなかったんですね」
悪気のない言い方だったが、私は言葉に詰まった。
「そう、だったかしら」
曖昧にごまかしてしまい、その日はそれ以上話が広がらなかった。
帰り道、私は当時のことを必死に思い出そうとした。
たしか次男は、結婚を決めたとき、こう言っていたはずだった。
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