真っ白なドレスを纏った花嫁、彼女の姿は誰の目にも美しく、会場は温かな拍手で包まれていました。義母は涙を流し、私の夫は顔をほころばせて、まさに幸せな瞬間が訪れていたかのように見えたその時まで。誰もがそう思っていました。けれども、その後、思いもよらぬ出来事が待ち受けていたのです。
披露宴の途中、スクリーンに映し出されたのは、祝福のメッセージではなく、見知らぬ男との2ショット写真。
それが一瞬で会場を凍りつかせ、親族の間にざわつきが広がったのです。式は突然中止となり、会場の空気は一変しました。

「これはどういうことだ?」新郎が怒りをあらわに立ち上がり、問いただしました。「この人は何年も前に別れた人だ」と花嫁が必死に言い訳をしましたが、耳に届くはずもなく、会場は静まり返りました。
「じゃあ、どうしてこの写真が式場に流れたんだ?」新郎の問いに、義母はただ震えるような声で謝るばかり。義母も何が起こったのか分からず、ただ「ごめんなさい、私には何がなんだか…」と繰り返すばかりでした。
その後、真実を明かすべく、花嫁は妹の友人に連絡を取りましたが、その友人は「そんなメッセージは頼まれていないし、知らない」と言います。そこで式場にメッセージを届けた人物を確認した結果、衝撃の事実が発覚します。犯人はなんと義姉だったのです。
その晩、義姉の夫も実家に呼び出され、夫はついに問い詰めました。「姉さん、どうしてこんなことを?」義姉は叫びながら言いました。
「妹ばかりが可愛がられて、私の結婚の時には誰も祝ってくれなかった。幸せになるなんて許せなかったのよ。」
嫉妬と恨みから、義姉は妹の晴れ舞台を潰すためにこのような卑劣な行為を行ったのです。義は激怒し、「もうあなたとは家族じゃない」と一言。さらに夫が冷静に言いました。「俺もだ。こんな卑怯なことをする人間と一緒にはいられない。
離婚だ。」
義姉は崩れ落ち、泣き叫びましたが、誰も彼女をかばう者はいませんでした。結果として、義姉は夫に見放され、離婚。義姉は孤立し、誰も幸せにはならない結末を迎えました。
嫉妬と憎しみがどれほど人を狂わせ、壊してしまうかを目の当たりにした事件でした。嫉妬や憎しみからは何も生まれないことを、改めて痛感させられます。