結婚3年目。
共働きの私・恵みと夫のトオルは、何年も貯金して念願の一軒家を購入しました。
頭金は夫婦で半分ずつ。
「これからローンを返しながら、2人で大切に暮らしていこう」
そう話していた、わずか1か月後でした。
連絡もなく義母と義姉がやって来たのです。
新築祝いかと思ったのも束の間、2人は勝手に2階まで見て回り、
「空いてる部屋が2つあるじゃない」
「今日から私たちも住めるわね」
と言い出しました。
義母は1人暮らしが寂しい。
離婚した義姉は金銭的に苦しい。
だから長男であるトオルが助けるのは当然――それが2人の理屈でした。
「この家はトオルだけの家ではありません。私も頭金を半分出しています」
私が拒否しても、2人は帰りません。
ついに夫が折れ、
「1週間だけ」
と約束してしまいました。
嫌な予感は的中しました。
義母は私がこだわって選んだ新品の鍋や食器を当然のように使い、家具の位置まで変えます。
義姉は私のクローゼットを開けようとし、靴やバッグにまで手を出すようになりました。
そして約束の1週間。
私は夫に同居を終わらせるよう求めました。
ところがトオルは、
「母さんたちが掃除も洗濯もしてくれるし」
「弁当も作ってくれる」
「もう少し延長してもいいんじゃない?」
と態度を変えていたのです。
それからは3人だけで昔話をして、私は自分の家でのけ者。
とうとう夫は、
「家族が困ってる時に追い出したくない」
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