「私たち2人で、どうして4,600円になるんですか?」
高校1年生の息子との昼食を終え、レジで伝票を渡した瞬間、私は思わず聞き返した。
その日は久しぶりに息子と予定が合い、近所の喫茶店へランチを食べに来ていた。
私が注文したのは、コーヒーとカツサンド。
息子が注文したのは、アイスオーレとミートソースだった。
量は多かったものの、特別に高価なものを頼んだ覚えはない。
ところが、レジに表示された金額は4,600円だった。
「少し高くないですか?」
私が尋ねると、店員は伝票を見ながら無表情で答えた。
「こちらの内容で間違いありません」
私は渡された伝票をもう一度確認した。
コーヒー。
アイスオーレ。
ミートソース。
カツサンド。
ここまでは、確かに私たちが注文したものだった。
しかし、その下には見覚えのない商品が並んでいた。
コーヒーシェーク。
かき氷。
さらに追加のトッピングまで記載されている。
「この3つは注文していません」
私が指をさすと、店員はテーブル番号だけを確認した。
「でも、この席の注文として登録されていますよ」
「登録されていても、頼んでいないものは払えません」
私がそう返すと、店員は少し面倒そうな表情を浮かべた。
「システムに入っていますので、間違いはないと思います」
その言い方に、私は違和感を覚えた。
システムに記録されていることと、入力した内容が正しいことは別の話だ。
それでも店員は、こちらが高い料金を見て急に注文を否定しているかのような態度だった。
後ろには会計待ちの客が並び始めた。
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください