「えっ、15,000円?」
給油を終えた直後、スマートフォンに表示された楽天ペイの通知を見て、私はその場で固まった。
その日、入れたガソリンはわずか6.38リットル。
単価は1リットル173円で、支払額は1,104円のはずだった。
ところが、決済通知に表示されていた金額は「15,000円」。
見間違いかと思い、すぐにレシートを確認した。
そこには確かに、
「楽天ペイお預り 15,000円」
「楽天ペイ返金 13,896円」
と印字されていた。
差し引けば1,104円になる。
計算上は合っている。
しかし、問題はそこではなかった。
私は給油前に、15,000円を一時的に引かれるとは知らされていなかった。
画面にも、少なくとも私が気づけるほど目立つ説明はなかった。
しかもレシートには、
「返金の反映までに数日かかる場合があります」
と書かれている。
つまり、1,104円の買い物をするために、13,896円を何日間か使えなくなる可能性があるということだ。
私はレシートを持って店員のところへ向かった。
「すみません。1,104円しか給油していないのに、15,000円決済されています」
店員はレシートを一度見ただけで、淡々と答えた。
「ああ、それはシステム上の仮決済です。差額は返金されますよ」
「いつ返金されるんですか?」
「数日かかる場合があります」
「今日中には戻らないんですか?」
「こちらでは分かりません」
まるで、よくあることだから気にする方がおかしいと言わんばかりの態度だった。
私はもう一度尋ねた。
「では、なぜ支払い前に15,000円を預かると、もっと分かりやすく表示しないんですか?」
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