「後輩の企画を横取りするとはな。低学歴はモラルも信頼もゼロだ」
その言葉が、朝礼の会場に響いた瞬間、場の空気が一気に凍りついた。
営業部係長の俺――柿田は、壇上に立つ上司・落合部長の手元を、ただ呆然と見つめていた。
次の瞬間、彼は俺が提出したプレゼン資料を、社員全員の前で無造作に破り捨てたのだ。
俺は三十歳。家が貧しく、高校進学も叶わず中卒で社会に出た。
幸い、当時の会社は学歴に偏見がなく、現場で結果を出すことで少しずつ信頼を積み上げ、係長にまでなった。
だが、会社が急成長し、人が入れ替わり、社長も代替わりした頃から、空気は一変した。
外部からヘッドハンティングされてきた落合部長。
彼は俺が中卒だと知った瞬間から、露骨に見下す態度を隠さなくなった。
些細なミスを針小棒大に責め立て、人格や育ちまで否定する。
反論できない立場をいいことに、俺を“見せしめ”として扱っていた。
さらに追い打ちをかけたのが、新入社員の小林だった。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=keKpLGBSBLg,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]