「お母さん、この問題が解けたらすごいんだって」
夕食を終えたころ、小学5年生の息子がノートを持ってきた。
「また算数の問題?」
私が尋ねると、息子は得意そうに笑った。
「算数みたいだけど、ちょっと違うんだよ」
ノートには、大きく「問題」と書かれていた。
その下には、たった3行の文章。
「たかし君はおととい19歳でした。来年には22歳になります。今日は何月何日でしょうか?」
私は読み終えた瞬間、首をかしげた。
「えっ、これ問題がおかしくない?」
息子は笑った。
「どうして?」
「だって、おととい19歳だったんでしょ?」
「うん」
「それなら、今日だって19歳か20歳じゃない」
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