「このキリンの身長、分かる?」
友人から突然送られてきた画像を見て、私は思わず笑ってしまった。
そこには大きなキリンと、赤いパーカーを着た女の子が3人描かれていた。
右側にはキリン。
左側には階段のように高さの違う台。
そして、それぞれの場所に女の子が立っている。
「これ、何の問題?」
私が聞くと、友人はすぐに返事をくれた。
「算数のクイズ。
意外と間違える人が多いらしいよ」
「えっ、数字が2つしかないじゃん」
画像に書かれている数字は、1.4mと2.7m。
地面に立っている女の子の身長が1.4m。
低い台に乗った女の子の足元から地面までは段差があり、その女の子の頭の位置は地面から2.7m。
そして、キリンの頭の高さは、左端の高い台に立つ女の子の頭と同じ位置に描かれていた。
「なるほど。高さを求める問題か」
私はノートを取り出した。
最初に考えたのは、低い台の高さだった。
地面に立つ女の子は1.4m。
低い台に乗った女の子は、地面から頭まで2.7m。
3人が同じ身長という前提なら、台の高さは引き算で求められる。
2.7−1.4=1.
3。
「分かった。低い台は1.3mだね」
私は得意げに言った。
すると隣にいた夫が画面をのぞき込んだ。
「何やってるの?」
「キリンの高さを求める問題」
「へえ。答えは?」
「今、台の高さが1.3mって分かったところ」
夫は画像を見ながら首をかしげた。
「でも、キリンの高さはどこにも書いてないよね」
「そうなの。だから困ってるんだよ」
私はもう1度図を確認した。
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