小学6年生の息子が学校から帰ってくるなり、ランドセルからくしゃくしゃになったテスト用紙を取り出した。
「お母さん、これ見てよ」
私は夕食の準備をしていた手を止めた。
「どうしたの? テスト?」
「うん。でも、絶対おかしいんだよ」
息子は納得できない様子で、答案用紙を差し出した。
見ると、答えの横に大きな赤いバツがついている。
さらに、その下には先生の赤字で「よく問題を読もう!」と書かれていた。
「何を間違えたの?」
私が尋ねると、息子は問題を指さした。
「読んでみて」
私は声に出して読み始めた。
「あなたはバスの運転手です。最初に8人が乗り、次の停留所で3人降り、2人乗りました。運転手は何歳ですか」
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