「お母さん、今日の国語のテスト、ちょっと見て」
夕方、小学2年生の息子がランドセルから1枚のプリントを取り出した。
いつもなら点数を見せてくるのに、その日はなぜかニヤニヤしている。
「どうしたの? いい点数だった?」
「違う。先生にバツをつけられた」
「じゃあ、どこを間違えたの?」
息子は黙ってプリントを差し出した。
私は問題文を読み始めた。
「お父さんは かがみを みて かみの毛を ととのえました。それを 見た お母さんは わらいました」
その下には、こう書かれていた。
「『それ』は何をさしていますか」
国語によくある、指示語についての問題だった。
私は息子の解答欄を見た。
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