小学6年生の息子が学校から帰ってきた日のことだった。
いつもならランドセルを置くと、すぐにおやつを探し始める。
ところが、その日は玄関に入った瞬間から不機嫌そうだった。
「お母さん、これ見て」
私は台所で夕食の準備をしていた。
「どうしたの?」
「算数のテスト、絶対おかしいんだよ」
息子はランドセルから1枚の答案用紙を取り出した。
少ししわになった紙には、大きな赤いバツがついていた。
さらに、その下には先生の字で「よく問題を読もう!」と書かれている。
「何を間違えたの?」
私が尋ねると、息子は問題文を指さした。
「ここ。読んでみて」
私は声に出して読み始めた。
「お母さんは37歳です。息子は15歳です。
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