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「Amazonからです。代引き6,900円になります」注文した覚えのない荷物を受け取る直前、購入履歴を確認すると配送予定はゼロ。さらに数日後、今度は1,900円の代引きが届いたため、2枚の不在票と発送情報を保存してAmazonと配送会社へ連絡。“金額を変えて2回目です”と告げた瞬間、担当者の声色が一気に変わった。
2026/07/14

最初の荷物が届いたのは、夕方だった。

インターホンが鳴り、玄関を開けると、配達員が箱を持って立っていた。

「Amazonからのお荷物です」

そこまでは、特に不思議ではなかった。

日用品や本を頼むことはある。

注文したことを忘れている場合もある。

しかし、配達員は続けて言った。

「着払いで、6,900円になります」

私は一瞬、聞き間違えたと思った。

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「着払いですか?」

「はい。6,900円です」

財布へ伸ばしかけた手が止まった。

私はAmazonで、着払いの商品を頼むことがほとんどない。

そもそも最近、6,900円の商品を注文した記憶もなかった。

「少し待ってください」

私は玄関先でスマホを開いた。

Amazonの注文履歴。

発送済みの商品。

配送予定。

キャンセル履歴。

何度確認しても、該当する荷物はない。

今日届く予定の商品自体、一つもなかった。

私は配達員へ画面を見せた。

「これ、注文した覚えがありません」

配達員は困ったような顔をした。

「では、受取拒否にされますか?」

私はうなずいた。

中身が気にならなかったわけではない。

もしかすると家族が注文したのかもしれない。

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誰かからの贈り物かもしれない。

でも、注文した覚えのない荷物へ、その場で6,900円を払う理由はない。

私は受け取らなかった。

配達員が帰った後、家族にも確認した。

誰も注文していない。

私の名前で買い物をした人もいない。

アカウントへ不審なログインがないかも調べた。

注文履歴には、やはり何も残っていなかった。

気味が悪かった。

誰が私の名前と住所を知っているのか。

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