「いやいや、何を言っているんだ……」
休日の午後。
温泉施設に併設された駐車場へ入った私は、空いているように見えた区画の前で車を止めた。
駐車場はかなり混雑していた。
入口には満車に近いことを知らせる表示。
場内では、空きを探す車がゆっくり何周もしている。
私も10分以上走り回り、ようやく1台分の空きを見つけたと思った。
ところが、その中央には黄色いプラスチック製の箱が置かれていた。
箱には白い紙が貼り付けられている。
大きな黒い文字で、
「駐車してます」
その下には、
「外出中」
さらに小さく、
「食事・温泉」
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